「地元同じ...」外国人悪質客引き 中高生が被害...ギニア人の男逮捕
多くの若者たちでにぎわう東京・原宿の竹下通り。
春休みの今、観光などで訪れた若者に偽ブランド品を売りつける外国人の客引き行為が横行している。
FNNのカメラは、言葉巧みに店へと誘う、その現場をとらえた。
通行人に声をかける、手にパネルのようなものを持った外国人の男性。
話が盛り上がったのか路上で握手。
さらに別の外国人は、商品パネルを見せながら高校生2人に声をかけていた。
静岡から来た男子高校生「(外国人にどんな言葉をかけられた?)ヘイ! お兄さん旅行で来たの? みたいな感じで来て。静岡に住んでいるって言ったら、あっそうなの自分(静岡の)安倍川近くに住んでいたんだよって言って、会話が弾んでいたんです」
どうやら、相手の話にうまく合わせて、断りづらくする手口のようだった。
島根から来た若者に対しては、こうだった。
島根から来た男性(20代)「お兄さんどこから来たのって言われて、島根って言ったら、(僕の)お姉さん島根に住んでいるって言ってきて、島根なら6割引きするって(店に)連れてかれたんです」
竹下通りでは今、声をかけてきた外国人に店まで連れていかれ、偽ブランド品を売りつけられたなどの相談が急増。
相談者の8割以上が中高生だという。
警視庁は27日、竹下通りの店で偽ブランド品を売っていたギニア人の男を逮捕した。
商標法違反の現行犯で逮捕されたのは、ギニア国籍のディアロ・アブドラハマン容疑者(52)。
ディアロ容疑者の店から運び出された押収品には、アメリカの人気ブランド「STUSSY」のほか、ドジャースの偽物の帽子や洋服など約230点に及び、多くが中国から仕入れたものとみられている。
警視庁の調べに、ディアロ容疑者は「主に日本人の中高生に声をかけて、所持金を聞いて値引きをして売っていた」と供述している。
警視庁は、同様の手口で偽ブランド品を売りつける店がほかにもあるとみて調べを進めている。
FNNプライムオンライン