未来予報士
9年間、ありがとうございました。
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未来予報士
「今日は雨だった そっちはどうだった?」
他愛ないこと それが嬉しいんだ
一人が好きだった 寂しくもなかった
僕はどうしちゃったんだろう
偶然の塊が 君ならばそれを 奇跡と呼ぶよ
例えばほら 二人があの日 出会わなかったとして
きっとそれじゃ僕は今も変わってなかった
歩幅合わせ歩く 二人の影が遠ざかっても
ほらねちょっと手と手伸ばせば
すぐ会えるから
君に会うまでの日にち数えて
早く過ぎてよって思ってたんだ
君と居る時は 時よ止まれって
この矛盾 君のせい
二人きり ありきたり
見上げてた空を忘れないから
もしも君が道に迷って膝を抱えていたら
僕が横で 耳に 心で語りかけるよ
ありきたりな言葉ばかりと
君が吹き出したから
僕の勝ちさ 手と手繋いで
もう離さない
10年後のことは分からない
でも 1秒後の未来 知ってる
きっと僕らこの先ずっと この一秒重ねる
笑わないで聞いて 僕は未来予報士
晴れ時々 雨も降ります
そしたら傘の中で
君が笑う今も未来も
抱き締めるから