【NEUTRINO】抜刀隊/Battotai(東北きりたん)
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東北、切り込みたん(蝦夷征討)
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小話
作詞者の外山正一先生はミシガン大学で文学を習っております。
先生が勉強なさっていたのは南北戦争の直後で、アメリカも再び軍歌に目覚めていました。
その影響もあってか、抜刀隊の詞はアメリカ軍歌の影響を強く受けています。
「敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に 玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし」
当時珍しいこの最後の4句を毎節繰り返す形式は、アメリカ軍歌の影響を強く受けている何よりの証拠です。
フランス人の作曲に、アメリカ軍歌の形式を取り込み、日本人の作詞を乗せて完成したのがこの曲なのです。
とってもグローバル!
■ ニコニコ司令部 (Youtubeにあげられない軍歌はここ)
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■音源
■歌詞
1.
吾は官軍我が敵は 天地容れざる朝敵ぞ
敵の大将たる者は 古今無双の英雄で
これに従うつわものは 共に慄悍決死の士
鬼神に恥じぬ勇あるも 天の許さぬ反逆を
起こせし者は昔より 栄えしためし有らざるぞ
敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし
2.
皇国の風ともののふは その身を護る魂の
維新このかた廃れたる 日本刀の今更に
また世に出ずる身のほまれ 敵も味方も諸共に
刃の下に死すべきに 大和魂あるものの
死すべき時は今なるぞ 人に後れて恥かくな
敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし
3.
前を望めば剣なり 右も左もみな剣
剣の山に登るのは 未来のことと聞きつるに
この世において目のあたり 剣の山に登るのも
我が身のなせる罪業を 滅ぼすために非ずして
賊を征伐するがため 剣の山もなんのその
敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし
4.
剣の光ひらめくは 雲間に見ゆる稲妻か
四方に打ち出す砲声は 天にとどろく雷か
敵の刃に伏す者や 弾に砕けて玉の緒の
絶えて果敢なく失する身の 屍は積みて山をなし
その血は流れて川をなす 死地に入るのも君がため
敵の亡ぶるそれ迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜きつれて 死する覚悟で進むべし
5.
弾丸雨飛の間にも 二つなき身を惜しまずに
進む我が身は野嵐に 吹かれて消ゆ