【エヴァンゲリオン】綾波レイ メイク【コスプレ チュートリアル】シン・エヴァンゲリオン劇場版制作発表記念
プラグスーツの作り方
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シン・エヴァンゲリオン劇場版 完結編の公開決定を記念して、綾波レイのヘアメイクをしました。
エヴァンゲリオンは2D特有の、カメラワークによって造形を変えるという、完全に3Dに再現することはできない技法で描かれています。
また、テレビアニメ版 新世紀エヴァンゲリオンから最新映画版 ヱヴァンゲリヲン新劇場 Qや、オフィシャルイラストまで絵によって色や造形が違ます。
こういったアニメのメイクをする時に、視聴者さん一人ひとりの頭の中にある綾波レイの顔が違っているため、どの顔に寄せて仕上げるのか悩みます。
今回は、いつか庵野監督がヱヴァンゲリヲンを3DCGまたは実写映画として撮影する場合、どういった造形の綾波レイにするのか。私がその映画にヘアメイクとして携われたら、どんなメイクをしたいのか。といったことを考えながらメイクをしました。
映画となれば顎や鼻のシリコンは型から量産して現場でつけるだけといった、何度でも簡単に同じ形になるメイクにしますが、そこは今回、一度限りということで軟質なシリコンを使用しました。
ウィッグは、初めて綾波レイのコスプレをした10年前に購入したものですので、痛んでいますが使用しました。
顔のテーピングは、目頭以外にも色々と行って輪郭をシャープにしたのですが、最終的にシャープにしすぎてしまい目頭以外のテープは外したので、目頭以外の映像はカットしました。
目頭は左右から引っ張るために2枚使用し、蒙古ひだをなくして目の横幅を広げました。
私の目は横幅が短いので、出来ることなら目尻をつり目気味に広げたいところなのですが、目尻上を広げるのには技術不足でして、目の横幅確保のため、目頭を寄せました。
コンタクトの色は、真っ赤になりすぎない、黒いふちのある自然な赤にしました。
綾波レイの輪郭は、人間にはありえないほど鋭角ですのでシリコンで顎の先端を尖らせました。
鼻の横幅も狭いので、ハナプチを入れて尾翼を縮小させます。
その上からシリコンを盛って、尾翼の溝を埋め、鼻の先を尖らせます。そのときに、目頭を寄せた鼻の根元のテープを隠すために、テープの上からシリコンを盛ります。
ベースを素肌の部分にだけ塗ります。
ファンデーションは、造形物のような質感を出したいので、私のピンクがかった肌色を隠すために、黄色味のある白くマットでカバー力のあるファンデーションを厚く全体に塗りました。
パウダーも光沢感の出るラメやパールが一切入っ