ロシアの旅客船 石川・七尾港~ウラジオストク間に“定期便”(2023年10月27日)
北方領土に拠点を置くロシアの旅行会社が極東ウラジオストクと石川県七尾市を直接結ぶ旅客船の運行を始めたことが分かりました。
ロシア極東ウラジオストク港に26日、石川県の七尾港からロシア人8人を乗せた旅客船が到着しました。
運航会社は北方領土の色丹島に拠点を置く「ボストーク・ツアー」で、ANNの取材に対して、入港可能な本州の港を探していたところ、日本のビジネスパートナーらの助言で七尾港を選んだと明らかにしました。
この旅行会社は、およそ1か月前に北海道の小樽に入港し、ロシア人女性1人を帰国させたとも明らかにしました。
その後、より多くの利用者を求めて本州へのアクセスを模索し、七尾港を選んだとしています。
旅客船の往来は対ロ制裁の対象外となっていて、今後、週1回往復する方針だということです。
ウラジオストクと七尾港を48時間かけて結び、最も安いベッドで片道10万5000円で、定期便化されれば、ロシアによるウクライナ侵攻以降、空路を含めて日ロ間を直接結ぶ唯一の定期便となる見通しです。
[テレ朝news]