クリミア半島の防空網は半減!S-400防空システムの半数が破壊される
ロシアが誇る最強の盾、長距離防空システムのS-400。これらはウクライナ南部ヘルソンやクリミア半島に重点的に配置されていましたが、直近3か月で3基のS-400が破壊されており、同地域のロシア軍の防空能力は半減しています。
ウクライナ海軍は9月14日早朝、巡航ミサイルと無人機を使用してクリミア半島東部エフパトリヤ近郊のロシア施設を攻撃、S-300とS-400からなる複合防空システムの破壊に成功しました。ウクライナ特殊部隊の関係者によると、攻撃にはウクライナ国産の巡航ミサイル「ネプチューン」と自爆ドローンが使用されました。攻撃ではまず、自爆ドローンによって防空システムの目となるレーダーとアンテナを破壊。そして、ミサイルの発射装置をネプチューンによって破壊しました。S-400の破壊はここ1カ月で実に2基目です。先月8月23日朝には東端タルカンクート岬のオレニフカ村付近にあるS-400を破壊しています。攻撃方法は発表されていませんが同じくネプチューン、若しくはイギリス、フランスから供与されている巡航ミサイル「ストームシャドー/SCALP」が使われたと言われています。ロシアはクリミア半島の防空を強化すべく、5基のS-400を半島に配備していましたが。その内、2つを失った形です。更に7月には南部ヘルソンに配備されていたS-400も破壊されています。これはHIMARSのロケット弾によって破壊されたとされています。同地域では今年3つ目で2月と5月にもS400が破壊されています。
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