フランスが方針転換 NATO加盟支持へ(2023年6月21日)
フランスのルモンド紙は20日、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟について、フランスが支持する方針に転換したと報じました。ルモンド紙によりますと、フランスは12日の国防会議で、ウクライナのNATO加盟について協議し、将来的な加盟の見通しを示せばウクライナにとって「安全の保証」になるとの結論に達したということです。フランスはこれまで、アメリカやドイツと共に慎重な姿勢でしたが、ロシアに圧力をかけ、ウクライナにもロシアとの和平交渉を促す上で有効と判断したとみられます。こうした中、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は20日、南部へルソン州でのダムの決壊について、決壊の30分前にロシア側が、「現地の部隊に荷物をまとめて撤退するよう命じていた」と指摘し、ロシアの関与を強調しました。ダムの決壊をめぐっては、ロシアとウクライナ双方が、相手が破壊したと非難しあっています。
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