ウクライナは戦闘実験室!英国、鹵獲回収したロシア製兵器の分析を認める
イギリス国防省はウクライナで鹵獲、若しくは回収されたロシア軍の兵器を分析していることを認めました。これらの行為は以前から噂れていましたが公式に認めたのは初めてです。
スカイニュースの報道によれば英国国防参謀長である海軍のトニー・ラダギン提督は先日開かれた陸軍のイベントでウクライナで鹵獲または回収したロシア軍の装備を分解し、将来の攻撃に対する防御方法を詳しく調べていることを認めました。「我々はNATOの一員であるため、将来、我々にとって大きな脅威となる可能性のあるロシアの装備を入手した際に、その知識を共有することが非常に重要だ」と述べ、提督は装甲車を例に挙げ、「我が国の科学者は法医学レベルでロシアの装甲車両を解体分析している。ロシアの装甲車両がどのように機能するのか、どうやれば倒せるのか、装甲の強化はどうなのか、どうやって通信を妨害するのか、 どうやって彼らの防御を突破するのか。分析はこういったことに役立つ」とも述べました。NATOの仮想敵国はロシアであり、今回、ウクライナで初めてNATO製の兵器がロシア軍と戦火を交えています。これらの分析したデータは同盟国間にも共有されます。
■関連動画
・ウクライナでロシアに鹵獲された兵器はイランに渡り、リバースエンジニアリングされている
・ウクライナ軍がこれまで鹵獲したロシア軍戦車の数は二個機甲師団分に匹敵します
・チャレンジャー2戦車をロシアに鹵獲させないためのイギリスの対策法
・ロシアの最新鋭機Su-35戦闘機の撃墜がウクライナで初めて確認
・ウクライナ軍、鹵獲したTOS-1Aを使って燃料気化爆弾をロシア軍に返却
世界の軍事・安全保障・防衛・ミリタリーニュースをわかりやすく、ゆっくり解説します。
#ウクライナ支援 #イギリス軍 #ロシア軍 #ゆっくり解説