貴重映像 この夏に鹿児島地区で運用開始 新型機関車EF510教育訓練に密着
この夏鹿児島地区で運用が開始されるJR貨物の新型電気機関車の運転士を対象にした訓練が行なわれました。
鹿児島市の鹿児島貨物ターミナルで行われた訓練を取材しました。
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九州地区で貨物列車をけん引している電気機関車が老朽化のため新型の電気機関車に置き換えられます。
九州地区におよそ16年ぶりに投入される新形式のEF510 300番台。
この夏に鹿児島地区でも運用が開始されるのを前に鹿児島貨物ターミナルで運転士の教育訓練が3日間にわけて実施されました。
はじめに座学で車両の構造や運転取り扱いの留意点など指導担当の運転士から細かく説明を受けます。
そして、実物のEF510 308号機を使って機器の配置や出区点検などを確認します。
鹿児島貨物ターミナルの構内を実際に運転してブレーキの確認などを行なったほか故障時の応急処置などを学びました。
(JR貨物 九州支社 門司機関区鹿児島派出堀 将樹 助役)
「新たな装置、機能が搭載されているので運転操縦に慣れれば、今までより安定性ある運転操縦が出来る」
「従来形式の機関車の老朽化による不具合が解消されることで、鉄道貨物輸送の安定性、信頼性の向上にもつながると考えているまた今回、EF510形式については電力消費削減の効果がある回生ブレーキを備えているので、グリーン社会の貢献にもつながると考えている」
EF510はこれからハンドル訓練と呼ばれる運転を習熟するための訓練を行ったあと今年夏ごろから鹿児島地区でも本格運用される予定です。