米上院 ブリンケン長官証言中に一時混乱 「いますぐに停戦を」と抗議で12人逮捕 (2023年11月1日)
イスラエルとハマスの停戦などを求める反戦団体がアメリカ議会上院の公聴会で突然、抗議の声を上げ、退場させられる一幕がありました。
上院で10月31日に開かれた公聴会でブリンケン国務長官がイスラエルとウクライナ支援を直ちに行うべきだと訴えているさなかでした。
傍聴席にいた一部の人が赤く染まった手のひらを掲げて抗議の意を示したほか、数人は突然立ち上がり、イスラエルとハマスの停戦などを求めて声を上げました。
抗議したのは反戦や人権保護を求める団体のメンバーで、議会警察は公聴会を妨害したなどとして12人を逮捕しています。
団体は声明で「民間人への空爆を続けるイスラエルを支援すると選んだアメリカにも共通の責任がある」「今こそ、イスラエルへのあらゆる支援を打ち切り、停戦を求める時だ」と抗議の理由を説明しています。
バイデン政権は、イスラエルとウクライナへの支援を一括にした緊急予算を議会に求めていますが、野党・共和党が多数を占める下院はそれぞれを個別に審議する方針を示しています。
[テレ朝news]