岸田総理、中東3カ国歴訪へ 中国にらみ“脱炭素”で連携強化(2023年7月16日)
サウジアラビアなど中東3カ国を歴訪するため、岸田総理大臣は16日朝に日本を出発しました。中東の訪問は総理就任後、初めてです。
今回の訪問ではロシアによるウクライナ侵攻で高騰する原油価格の安定化を呼び掛けるほか、脱炭素化に向けた連携がテーマになります。
岸田総理大臣:「今回の訪問では、各国首脳との間でグローバルなエネルギー安全保障と現実的なグリーントランスフォーメーションの実現に向けて、緊密に連携を確認していきたい」
また、3カ国は石油以外のビジネスの多角化をはかっていて、連携強化のため日本企業およそ30社が同行します。
ただ、中東情勢を巡っては、中国の仲介によってイランとサウジアラビアが外交正常化で合意するなど、中国が存在感を強めています。
岸田総理は脱炭素化に向けた協力などを進めることで、中東における日本の存在感を高めたい考えです。
[テレ朝news]