鷹狩

鷹狩には二種類あり、服装まで規定されている。 小鷹狩:秋に実施。小振りの鷹で鶉や雲雀などの小さな鳥を獲る。初鳥狩(はつとがり)とも。秋色の狩衣と随身の水干袴。 大鷹狩:冬に実施。鶴・雉子・雁など大型の鳥を獲る。水干と末濃袴。 規定では狩衣は水干より格下であり、袴も指貫ではなく水干袴。 これは一般に想像するような公家が着用する豪華な絹の狩衣に指貫ではなく、白張や退紅のような粗末な麻の布衣のことを指しているのだろうか? 今回の出で立ちは 小鷹狩 紺小葵地金茶鳳凰紋の狩衣、指貫、蒔絵野太刀。(規定より豪華) 大鷹狩 薄縹色の水干に紺裾濃の袴、銀銅蛭巻太刀に銀狐の尻鞘。
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