能登半島地震の震源断層や上越沖の活断層で最大M8.1発生のおそれ 日本海中部の海域活断層の評価公表 地震調査委員会|TBS NEWS DIG
政府の地震調査委員会は、能登半島地震の震源となった能登半島の北側の活断層について、最大で、元日の規模を上回るマグニチュード8.1程度の地震を引き起こす可能性があるとする調査結果を公表しました。
地震調査委員会は、日本海の海底にある活断層について調査を進めています。
このうち兵庫県の北側から新潟県の上越地方沖について、きょう、調査結果を公表しました。
それによりますと、▼能登半島地震の震源の一部となった、能登半島の北側にある「能登半島北岸断層帯」と、▼新潟県の沖合にある「上越沖断層帯」で最大マグニチュード8.1程度の地震が発生する可能性があるということです。
また、この海域では、25の活断層がマグニチュード7程度以上の地震を引き起こす可能性があるとしています。
地震調査委員会 平田直 委員長
「非常に多くの場所で大きな地震が過去に繰り返し起きていた。これは過去に起きていただけではなくて、将来も起きる可能性がある場所。ぜひ他人事と思わずに、自分の地域のすぐそばに繰り返し地震の起きる可能性のある場所があるということを認識して、防災の備えに努めていただきたいと思っています」
今回の調査結果は元日の能登半島地震を受けて前倒しで公表されたもので、地震調査委員会の平田直委員長は「能登半島地震の前にこの情報が出ていれば防災上役に立ったと思うが、このタイミングの公表が我々の今の実力だ」としています。
地震調査委員会は、今後、それぞれの活断層の地震発生確率の評価やさらに東側の海域の活断層の調査を進めていくとしています。
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