「夏夜ノ唄」鏡音レン(Prod. 平田義久)
*
〝あの夜は−−あるミュージシャンの最期のイベントだった
俺達は、そいつのために燃えカスになるまで歌った。
オーディエンスも、その一瞬一瞬を記憶に刻んだ〟
「Light Up Fire」より
Off Vocal -
Artwork : Pasoputi
Guitar : Koki Matsumoto
Edit / Music : Yoshihisa Hirata
Yoshihisa Hirata
Twitter -
Mail - @
~~~~~~~~~~~~~~~~
(燦々と爛々と散開していった何万発)
(あの夏の炭酸とよく似ていた)
網膜に焼きついたまま
あの日の火花
君の目に同じ光が咲いていた
鮮やかに燃える真夏の花だって
やがて散るる運命
だからすべてさらけ出して
闇に絡まって燃え盛れ
目も心も奪って
ここは夏の夜で君は遠く
手を伸ばした
Fire Flower
雨に濡れ風に逆らった市街の隙間
君だけが傘も差さないで待っていた
それは映画のようなワンシーン
月が満ち欠けて貌を変えていくように
わたしすら知らない君がいるのでしょう
微熱に疼いた右肩の刺青は
痛むほど君との想いになっていく
もっと熱くなりたい
空高く燃える真夏の花だって
やがて散るる運命
だから果たせ愛のすべて
刹那を誇って燃え盛れ
どんな色も染めて
ここは夏の夜で君は隣
手が届きそうだ
忘れられない
それは夏の短さの顕れ
Fire Flower
君は永久にわたしの片割れ