アメリカ軍 イラクとシリアで親イラン武装勢力への報復攻撃を開始(2024年2月3日)
アメリカ軍は、ヨルダンのアメリカ軍の拠点で兵士3人が死亡した無人機攻撃への報復として、イラクとシリアで親イラン武装勢力への報復攻撃を始めました。
アメリカ中央軍は2日、イラクとシリアでイランの革命防衛隊のコッズ部隊や関連する民兵組織への攻撃を開始したと発表しました。
民兵組織のミサイルや無人機の保管庫など、85を超える標的を精密弾で攻撃したとしています。
バイデン政権はヨルダンのアメリカ軍の拠点で兵士3人が無人機による攻撃で死亡したことを受け、報復措置を実施することを表明していました。
バイデン大統領は2日の声明で、「我々の対応はきょう始まった。今後も時と場所を選ばずに攻撃を継続する」と、報復は複数回にわたり、数週間続く可能性を示唆しました。
また、「アメリカ人に危害を加えるならば、それに応じる」と親イラン武装勢力を牽制(けんせい)しながらも、中東での紛争拡大は求めていないことも強調しました。
[テレ朝news]