3年ぶり 秩父夜祭 夜の街に壮麗な山車

埼玉県秩父市で3日、京都の祇園祭、岐阜の高山祭とともに日本三大曳山祭として知られる秩父夜祭の大祭が開かれた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。見物客は華やかな山車が夜の街を彩る様子に感嘆の声を上げた。  極彩色の飾りを施した4基の「屋台」と、2基の「笠鉾」の計6基の山車が同市の秩父神社を「わっしょい」というかけ声とともに出発。おはやしの音色が響く中、武甲山の男神と秩父神社の女神が年に1度出会うとされる、約1キロ先の御旅所を目指した。  埼玉県横瀬町から友人と祭りに訪れた高校2年岸岡大樹さん(17)は「山車は迫力があってかっこいい。3年ぶりに開催されて『やっと』という思い。地域伝統の祭りを見られてよかった」と笑顔を見せた。
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