1892(明治25)『ひとつとや』お正月の歌【鬼滅の刃】にも登場!
この歌は、江戸時代の中期から「わらべうた」として唄われてきたといわれる、かぞえうた形式のてまり歌。
手毬や羽子突きの時に歌われていた”わらべうた”の一つです。お正月に唄われる歌として人々に親しまれてきた歌で、年始の歓送にも用いられたということです。
以下の動画では、歌詞は一から三番までですけど、以下の動画では、十番まであります。最終的には十二番まであるようです。
三番の歌詞にある「こまどり」とは、独楽取り・「駒鳥」二様の解釈がある。
独楽取りとは、いわゆる独楽を手元へ引き手に取る遊び。
一方の「駒鳥=こまどり」とは、「子を取ろ子を取ろ」の古称。
●子捕子捕(読み)「こをとろことろ」
子どもの遊戯の一つ。数人が前にいる者の帯の結び目にすがって連なり、最前になっている者を親とし、最後尾になっている者を子とする。別に一人が鬼となって、最後尾の子をつかまえようとするのを、親が両手をひろげて防いで遊ぶもの。子がつかまえられると、親、子、鬼が交代する。古くからある遊び。
デイサービスの利用者さん数名が、子供の頃、遊んだ記憶があると・・・
実は、【鬼滅の刃】の「かまぼこ隊」もこの「こをとろことろ=ことろことろ」で遊びながら鍛錬したそうな・・・
・・・さらに、
「十二とや 十二の神楽(かぐら)を
舞い上げて 舞い上げて
歳神様へ 舞納(まいおさ)め 舞納め」
この十二番の歌詞は、【鬼滅の刃】のモチーフになったのかも・・・(以下、引用)
「神楽(かぐら)」が鬼滅の刃の炭次郎の家に代々伝わる「ヒノカミ神楽」と重なります。幼い頃、炭次郎は父親の炭十郎が歳神様に舞を捧げているところを見るシーンがあります。それらは代々竈門家に継承されてきたこと(耳飾りも)、そして炭次郎がヒノカミ神楽を武術として継承し、「12個の型を繰り返すことで(円環を成し)13個目の技が出る」という物語の核心の部分に繋がっていきますよね。
こららのことを考えると、作者の吾峠呼世晴先生はこの数え歌である「ひとつとや」からヒントを得て、物語を構成したのかもしれませんね。(引用終わり)
【鬼滅の刃】日の呼吸(ヒノカミ神楽)は数え歌(ひとつとや)が由来となっている!?
1892(明治25)年の『幼稚園唱歌集』で初出?
(作詞:伊沢修二)とされているようですが、現代の「数え歌 正月のうた」の歌詞は、当時の原詩とは全く異なっているようです。
29.「數へうた」
子どもの唱歌集には見られなくなり、学校教科書に