じゅうどうLab Vol.1 腰切りの基本と応用
0:00 単独腰切り
0:18 単独腰切り(前進)
0:36 単独腰切り(クロス)
0:48 腰切りの応用①スイッチバック
1:17 腰切りの応用②腕を掬われた時
1:49 腰切りの応用③潜り
2:23 腰切りの応用④腹包み返し
3:00 腰切りの応用⑤肩三角返し
現代柔道における「寝技」とは、カメで守る相手をどのようにして極めるかという「カメ取り」に集約されると考えています。
横三角や腹包みといった流行技はその殆どがカメで守る相手に対する技術です。
ところで、私が中学3年生のときに出場した関東大会、団体戦で超級選手に抑え込まれて負けました。
抑え込まれて一本負けしたというのはこれが最新の記録で、今のところ30年以上、抑え込みで負けておりません。
(滅多に試合をしないとかそういうことではありません)抑え込まれない理由はズバリ「カメで守らない」からに他ありません。
カメにならなければ、寝技で負けることは相当少なくなるはずです。
「腰切り」という寝技の基本動作を行っているでしょうか?私は中学入学と同時に、これを徹底的にやらされました。
これは補強トレーニングでも体操でもありません。寝技に必要な「体捌き」です。
(立技における前回り捌き、後ろ回り捌きのようなものです)この動きを寝技の攻防に取り入れることで、カメの姿勢から脱出することができ、何らかの技に対してカウンターを仕掛けることもできます。
寝技が強くなるためにはまず「負けないこと」から始まります。負けないこととはつまり、カメにならないことを指していると考えております。まずは単独動作から、スムーズに行えるよう日々の稽古にプラスしてみてください。